
確か 1991年九州場所だったようにおもうが
記憶違いかもしれない。
確かなことは 千代の富士関が現役であったとき 僕は博多へ出張して
いた。仕事を早めに終えたのだろうか?
大相撲が放映されている時間にホテルにチェクインして 部屋に入ると
ネクタイをゆるめ くわえ煙草に火をつけると TVのスイッチをいれた。
ちょうど 千代の富士関と寺尾関が立ち合うところだった。
夕方の5時半ごろ ちょうどその日の最後の取り組み。
行司 mr.式守の hattkeyoi nokotta の掛け声とともに
ぶつかりあった両関取は しばらく土俵の中央でもみ合っていた。
しばしの静寂のときを経たあと 寺尾関が攻め動いた。
寺尾関の力のベクトルを回転することによってかわした千代の富士関は
敵の背後に回りこみ いわゆる バックを取る形となるや否や
岩石落とし(バックドロップ)をみまった。見事に決まったものの
場内が震撼してどよめいていた。僕も背筋が冷たくなって
いるのに気づいた。受身のとりようのないこの技をかけられると
レスリングのマットの上ではばねが利いているので
比較的安全だが 土俵の踏み固められた土の上では下手すると
死んでしまう。寺尾関が無事だったので ほっとした。

夙川河口のSAM





