
【論説】胡訪日における反中行動の勝利―戦いはいよいよこれからだ http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-371.html より
十日に終了した胡錦濤の日本訪問では、戦後の日中関係史上における画期的にして喜ぶべき現象が見られた。それは日本国民が目覚め、中国政府の強硬な姿勢、そして日本政府の媚中姿勢を牽制することに成功したことだ。
胡錦濤が滞在中、歴史問題などで日本を一切批判できなかったのは、もちろん日本人の高まる反中感情に配慮してのものだった。
日本側から皇族や首相の北京五輪開会式への出席表明をさせることができなかったのも、日本側がやはり反中感情を気にしたためだった。
福田首相が自身の出席について「事情が許せば前向きに考える」などと言うに留めたときなど、横で聞いていた胡錦濤は顔を引きつらせた。
この一言は、中国にとっては非常に大きな衝撃だったのだ。 中国にとり日本は、いざと言うときに役立つ利用価値ある「属国」のようなもの。
チベット弾圧などで世界の批判にさらされる中、今回の訪日には日中関係の改善を通じてイメージアップを図り、北京五輪の成功に繋げると言う策略があったのだが、実際には関係改善どころか、それが困難になりつつあることを思い知らされたわけだ。
福田首相との会談で、日本側が懸案事項とする毒餃子問題や東支那海問題で何の進展も見られなかったことに「何のための首脳会談か」と言いたくなるが、それはそうした議題を取り上げられたくない胡錦濤の勝利である。
つまり相変わらずの中国のペースだ。 だがそれでも、
訪日自体は大失敗に終わった
と言えよう。
何しろ「訪れる先々に厳重な警備が敷かれていたが、ほとんどの訪問先の周辺で『NO!毒ギョーザ』『チベットに自由を』などと叫ぶ抗議集会があった」(産経、十一日)ように、最も肝心の友好の演出が見事なまでに破綻したからだ。
長野聖火リレーへの抗議デモに始まり、各地での胡錦濤来日反対のデモ、集会へと発展した日本人の反中行動は、マスコミによって逐次報道された。
これまであえて反中デモを報じなかったマスコミがこれらを取り上げたのは、その行動が毒餃子やチベットの問題で高まった広範な反中感情を代表したものと判断したからだった。
彼らは「右翼のデモ」は無視するとの方針を持ちながら、「人権派デモ」「チベット側のデモ」とまで「偽って」(?)報道したのだから、反中デモは一つの社会現象として「市民権」を得たと言ったところか。 それは一般国民の間でも「市民権」は得られた。
各地のデモにはデモ未経験の人々が大勢馳せ参じた。そして「迫力」もまた従来になくアップしていた。 そして胡錦濤自身も日本人の怒りの声が耳に入ったらしい。
本国では十数億人の人民の上に君臨し、さらには世界をも睥睨する気分に浸ってきたこの独裁者でも、今回は認識を大いに改めたことだろう。
「私への反感の声を聞いたが、日本のすべてだとは思わない」などと語っているように、「日本の政財界は臆病でも、国民はどうも違うらしい」と言うことを。
新華社は「中日関係のさらなる改善と発展に春風をもたらした」などと訪日の成功を強調していたが、胡錦濤自身の偽りなき感想を聞きたいところだ。
そして「認識を改めた」と言えば、今年を「日中関係の飛躍の年」などと言って、「日中友好」で得点稼ぎを目論んだ福田首相など媚中政治家なども同じではないだろうか。
媚中姿勢は票に繋がらないことを、福田首相らは痛感したはずである。 反中行動はここまで成功したのだ。
今回、対日姿勢を軟化して見せた胡錦濤だが、もちろん日本人はそれに安心してはならない。
仮に万が一、毒餃子事件が解決しても、あるいはチベット問題が平和的な方向に進展したとしても、日本人は断じて中国に気を許してはならない。
なぜならたとえば東支那海問題だ。
中国がこの問題で日本に妥協を見せないのは、まずはこの海域の支配権を固め、その上で太平洋への勢力伸張を図り、日本を含む東アジア全域で覇権を確立すると言う戦略があるからだ。
そしてその戦略の背景にあるのが反日ナショナリズム。そしてそのナショナリズムこそが政権維持のための大きな柱。ちなみに北京五輪はそのナショナリズム高揚のための政治的な舞台である。
要するにこの国は日本にとり、完全な
敵性国家なのだ。
「今日のチベットは明日の日本」とされる所以である。
毒餃子問題は中国の反理性的体質を日本人にとことん教えてくれはしたものの、そのようなものは所詮は小問題。最も警戒するべきは、すでにチベットをも呑み込んだこの国の侵略覇権主義なのだ。
日本はこのような国に対抗せずしてどうするのかと言うことだ。だが政府は完全な媚中路線で危険な情況。そこで国民が奮起しなければならない。
中国の影響下に収まってから
、「日本に自由を」と叫んでも遅すぎる。
反中デモに参加したある台湾人は
「日本人の勇気と団結心に驚いた」
と感嘆していた。
「さすがは日本人だ」と。
戦いはこれからだ。
全国の国民はこれからも反中行動に立ち上がれ。そして反中世論を巻き起こし、日本を反中国家に変えるのだ。
そうなれば中国の脅威に怯える周辺諸国の人々をも激励することになるだろう。
日本人が立ち上がらなくては、中国覇権主義の暴走は止まらないのである。
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